【令和4年5月】お便り

【令和4年5月】お便り

2022年6月16日
お便り

屋根より高い

どもから大人に成長するにしたがって名前が変わる魚を「出世魚」と呼びますが、
もともとは武士社会において成人したり出世した際に名前を改名していた習慣から
縁起物として扱われるようになったそうです。
一般的にはブリやスズキが知られていますが、縁起物という観点から
傷みやすい魚などは成長に伴って名前が変わっても出世魚とは呼ばれないそうです。
例えば現在は大人気の魚であるマグロも成長によって名前が変わるのですが、
冷凍技術の発達していない昔は傷みやすい赤身は敬遠されがちでした。
さらにマグロの別名「シビ」が「死日」を連想させるということもあり出世魚には
分類されていません。
人間社会と同じく出世にはなかなか厳しい基準があったようです.

では色とりどりの種類があるこいのぼりですが、
江戸時代は黒色のものが一匹だけ竿に揚げられていたそうです。
明治時代に赤いものが加わりそこからバリエーションも増えていったそうですが、
こいのぼりは滝を昇った鯉が龍と成ったという伝説がもとになっていますから
鯉も出世魚に分類しても良いかもしれませんね。
こいのぼりの季節が終わると
自然と梅雨の到来が頭をよぎります。
最近は局地的な天気の急変が増え
新聞の店着が遅れることもあり、
皆様にご迷惑をおかけすることも多くなりました。
空を泳ぐこいのぼりのようにとはいきませんが
皆様のお手元に無事新聞をお届けできるよう
努めますので変わらぬご愛顧をお願い致します。

のぼり