【令和4年4月】お便り

【令和4年4月】お便り

2022年5月13日
お便り

春の霞と

だん(普段から)自炊はしていますがあまり凝ったものは作れないので
煮物を作るときに面取りをしたり落し蓋を使ったりしているのを見ると
それだけで感心してしまいます。どちらも煮崩れを防ぎ、味をしみこます
ために必要な作業だと知識では知っているのですが、
実際やろうと思うとハードルが高いですね。
 煮物をするときはもっぱら新聞屋らしく軽く煮込んだ後に新聞と
タオルで包む保温調理に頼っています。
繊細さには欠けますがお手軽なところが私にはあっているようです。

かとお(高遠)でも4月だというのに
気温が25度を超えることがあり、
春を通り越して初夏が来たような
日もありますが、桜の木の下から
霞がかった空を見上げた時などは
春を感じますね。
 春に空がかすむのは気温が上がり
空気中の水蒸気が増えたり、
温まった地面が上昇気流を生んで
チリやほこりを舞い上げたりと
色々な理由があるそうですが、
高気圧から発生する上空からの下降気流と
地面からの上昇気流とがぶつかってできる
逆転層という「空気のふた」が
舞い上がった水蒸気やチリ等を
閉じ込めるせいでもあるそうです。
ほこりを閉じ込めると聞くと少し嫌ですが、
落し蓋で料理がおいしくなるように
空気のふたが暖かい空気を留め、
冬の寒さで弱った体を
元気にしてくれると考えると
ちょっとうれしいかもしれませんね。

のお話