【令和4年3月】お便り

【令和4年3月】お便り

お便り

春の

っと春の訪れを感じるような暖かな日が増えてきました。
とはいえ気を抜いていると急に冷え込み、
気温差に体調を崩しがちな時期なので油断は禁物ですね。
 気温と違い日を追うごとに進んでいるのが日の出の早まりです。
足元もおぼつかない深夜から配達をしている身からすると
お日様が顔を出すのを見るとホッとしますが、
同時に「もうこんな時間だ!」と焦りだしたりもします

よい

のくち(宵の口)と呼ばれる日が暮れて間もない時間帯でも
早寝の私にとっては深夜のようなものですが、
その分深夜に行動を始めるので夜はなじみ深いものです。
 休刊日の文章を書いてくれた方は夜の配達中に童話「月夜のみみずく」を
思い出すと言っていましたが私は童話「むぎばたけ」を思い出します。
「月夜のみみずく」が夜にお父さんと女の子が
みみずくを探しに出かける話なのに対し、
「むぎばたけ」はハリネズミが仲間と一緒に夜の麦畑を見に行く話です。
どちらのお話も誰かと一緒に夜の冒険に出かけるという共通点があるのは
そんなお話が一人で新聞配達をしている心細さを和らげてくれるからでしょうか?
 ところで題に挙げた「春のやよいの・・・」のフレーズから
皆さんは何を思い浮かべますか?
我が家では私が童謡「ひなまつり」、母が百人一首、
父が滝廉太郎の「花」でした。
まあ、「花」の歌詞は春のうららの隅田川なのですが(苦笑)
家族三人でも思い浮かぶものはそれぞれ違いました。
同じ出来事や話題からでも異なった連想が広がることがあるのが
会話の面白さの一つでもあります。春は出会いの季節と言いますが、
案外、身近な人の意外な発言からその人の新しい一面に
出会うこともあるかもしれませんね。

の・・・?