カブトムシは
力
士の方が結っている“大銀杏”は
髷の先がイチョウの葉の形に似ているから
その名前がついたそうです。
戦う人の髪型に猛々しいものではなく草花の名前を
つけるのは粋でセンスがあるなあと
感心してしまいますが、
私は昔からあの髪型そのものが
武将の兜のようだと思っていました。
戦いのイメージそのもので風流さに
欠けますが似ていますよね?
兜のイメージで名前がついたものといえば
夏の王様カブトムシ。見た目のかっこよさから
子供から大人まで大人気のカブトムシですが、
かつては害虫扱いされていたことはご存じでしょうか?
もち
ろん私は小学生のころ夢中で
捕まえていましたし、
今では高額で取引されていたりもしますが、
昔はカブトムシの幼虫が肥料となる
腐葉土を食べてしまうため農家の方には
嫌われていたことがあるそうです。
かの有名なビートルズも“害虫たち”
という少しひねくれた意味で
バンド名をつけたという話もあります。
過去を遡ればなかなか苦労があった
カブトムシですが、がっしりと足元をおさえて
自分より大きい物を運ぶ姿は
やはりかっこいいです。最近は街灯も
虫の寄ってこないLEDに代わってきて
(虫が寄る紫外線を含まないからだそうです。)
なかなかお目にかかれませんが、
早朝勤務という新聞屋の特権を使って
久しぶりに探してみようかと思っています。